キャッシュレス決済の導入を検討する際、よく比較されるのが「Square(スクエア)」と「Airペイ」です。どちらも初期費用や月額料金を抑えて導入できる人気サービスですが、対応ブランドの種類や決済手数料、入金スピードなどに違いがあります。
こうした違いは一見わずかに見えても、長く使ううちにコストや運用面で差が出てくることも。そのため、自社の業態やニーズに合ったサービスを選ぶことが大切です。
この記事では、SquareとAirペイで特に重要な6つの項目を比較し、解説します。

それぞれのメリットや、どんな方におすすめなのかも紹介していますので、導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
Square(スクエア)とAirペイ(エアペイ)の違いは?6項目で比較
SquareとAirペイは、どちらも多くの店舗で利用されているキャッシュレス決済サービスです。ただし、対応ブランドや費用、導入スピードなど、細かな点では違いがあります。
ここでは導入を検討している方に向けて、特に重要な6つの項目に絞って双方の違いを比較します。
| Square(スクエア) | Airペイ(エアペイ) | |
|---|---|---|
| 対応ブランド数 | 26種類 | 77種類 ※実際には約40種類 |
| 初期費用 | ・Squareアプリ:無料 ・端末費用:4,980円(税込)〜 ※スマホでタッチ決済なら無料 |
・Airペイアプリ:無料 ・端末費用:20,167円(税込) ※キャンペーン適用で無料貸与 ※iPhone・iPadが別途必要 |
| 月額費用 | 無料 | 無料 |
| 決済手数料 | ・対面決済:2.5%〜3.25% ・オンライン決済:3.6% ・非対面決済:3.75% ・請求書決済:3.25% |
・クレジットカード:2.48%~3.24% ・交通系電子マネー:2.95% ・QRコード決済:2.95% ・COIN+:0.99% |
| 入金サイクル | ・三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日 ・その他の銀行:週1回 |
・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行:月6回 ・その他の銀行:月3回 |
| 導入スピード | 最短当日 | 約1週間〜10日ほど |
| サポート体制 | ・電話 ・メール ・チャットボット |
・電話 ・チャット ・メール |
対応している決済ブランド
SquareとAirペイで対応している決済ブランド数は、以下の通りです。
| Square | Airペイ | |
|---|---|---|
| 対応ブランド数 | 26種類 | 77種類 ※実際には約40種類 |
| クレジットカード | ・Visa ・Mastercard ・JCB ・American Express ・Diners Club ・Discover |
・Visa ・Mastercard ・JCB ・American Express ・Diners Club ・Discover ・UnionPay(銀聯) |
| 電子マネー(交通系) | ・Suica ・PASMO ・Kitaca ・ICOCA ・SUGOCA ・manaca ・toica ・nimoca ・はやかけん |
・Suica ・PASMO ・Kitaca ・TOICA ・manaca ・ICOCA ・SUGOCA ・nimoca ・はやかけん |
| その他電子マネー | ・iD ・QUICPay ・Apple Pay |
・iD ・QUICPay ・Apple Pay |
| QRコード決済 | ・PayPay ・d払い ・楽天ペイ ・au PAY ・メルペイ ・WeChat Pay(微信支付) ・Alipay+(アリペイプラス) ・Alipay(支付宝) |
・PayPay ・d払い ・楽天ペイ ・au PAY ・J-Coin Pay ・Smart Code ・WeChat Pay(微信支付) ・UnionPay(銀聯) ・Alipay+(アリペイプラス) ・Alipay(支付宝) ・AlipayHK ・KakaoPay ・GCash ・Touch’n Go ・TrueMoney ・e-wallets |
※Airペイの「77種類」は、交通系ICやQRコード決済などを細かくカウントした数値です。
Squareは、主要なクレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応しており、必要なブランドはひと通りカバーしています。Alipay+を通じてAlipayやWeChat Payなども利用可能で、訪日外国人への対応力も一定の水準といえるでしょう。


出典元:Square公式HP
ただし、WAON・nanaco・楽天Edyなどには非対応のため、電子マネーの対応数を重視する場合は注意が必要です。
一方のAirペイは、「77種類以上の決済方法に対応」と公式HPに案内されていますが、実際に利用されるブランド数はおよそ40種類。中国生まれのクレジットカード銀聯(UnionPay)やAlipay+などもカバーしているため、インバウンド需要のある店舗にとって強みと言えるでしょう。


出典元:Airペイ公式HP





シンプルに導入したいならSquare、より多くの決済手段を備えたいならAirペイを検討してみると良いでしょう。
初期費用・月額料金
SquareとAirペイの初期費用・月額料金は、以下の通りです。
| Square | Airペイ | |
|---|---|---|
| 初期費用 | ・Squareアプリ:無料 ・端末費用:4,980円(税込)〜 ※スマホでタッチ決済なら無料 |
・Airペイアプリ:無料 ・端末費用:20,167円(税込) ※キャンペーン適用で無料貸与 ※iPhone・iPadが別途必要 |
| 月額料金 | 無料 | 無料 |





どちらもアプリと月額料金は無料ですが、初期費用には差があります。
Squareは端末を購入する形式で、選ぶ端末によって価格が変わります。


出典元:Square公式HP
- Square リーダー:4,980円(税込)
- Square スタンド:29,980円(税込)
- Square ターミナル:39,980円(税込)
- Square レジスター:89,980円(税込)
一方、Airペイは専用端末が1種類で、費用は20,167円(税込)です。iPadやiPhoneも別途必要になり、端末を持っていない場合は、購入費(iPadなら約5万円前後)がかかります。
ただし、現在はカードリーダーを無料で貸与するキャンペーンも行われており、すでに端末を所有している方なら、0円で導入が可能です。


出典元:Airペイ公式HP
このように、「端末を持っているかどうか」「どのような使い方をしたいか」で初期コストは変わります。





もし端末を所有していてキャンペーンの対象となる場合は、Airペイの方がコストを抑えて導入しやすいでしょう。
決済手数料の違い
SquareとAirペイの決済手数料は、以下の通りです。
▼Square
| 決済手段 | 手数料率 |
|---|---|
| 対面決済(クレカ・電子マネー・QR) | 2.5%~3.25% ※新規事業者は一律2.5% |
| オンライン決済 | 3.6% |
| 非対面決済 | 3.75% |
| 請求書決済 | 3.25% |
▼Airペイ
| 決済手段 | 手数料率 |
|---|---|
| クレジットカード決済 | 2.48%~3.24% ※条件適用で2.48% |
| 交通系電子マネー | 2.95% |
| QRコード決済 | 2.95% |
| COIN+ | 0.99% |
Squareは、年商3,000万円未満の新規事業者を対象に、対面でのクレジットカード・電子マネー・QRコード決済に一律2.5%の手数料を適用しています。対面以外のオンライン・非対面決済については、3.6〜3.75%とやや高めです。


出典元:Square公式HP
一方、Airペイは「決済手数料ディスカウントプログラム」を利用することで、クレジットカード決済手数料を2.48%、交通系電子マネーやQRコード決済も2.95%まで引き下げられます。


出典元:Airペイ公式HP





どちらも条件次第で手数料を下げられるため、よく使う決済手段や店舗の売上規模に合わせて選ぶのがおすすめです。
入金サイクルの早さ
SquareとAirペイの入金サイクル・振込手数料は、以下の通りです。
| Square | Airペイ | |
|---|---|---|
| 入金サイクル | ・三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日 ・その他の銀行:週1回 |
・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行:月6回 ・その他の銀行:月3回 |
| 振込手数料 | 無料 | 無料 |
Squareは、翌営業日入金に対応しており、資金繰りのしやすさが特長です。三井住友銀行やみずほ銀行を利用すれば、売上は最短で翌営業日に入金されます。


出典元:Square公式HP
一方、Airペイは指定口座によって入金までのスピードが異なり、売上が発生してから振込までには、最短で約5〜10日程度です。
例えば、三井住友・みずほ・三菱UFJ銀行を利用する場合は月6回(5日・10日・15日・20日・25日・末日)の入金サイクルとなり、各締日の約3〜5営業日後に入金が反映されます。その他の銀行は月3回に制限されます。


出典元:Airペイ公式HP
Airペイの入金スケジュールは、こちらの振込カレンダーで確認できます。





Square・Airペイともに振込手数料は無料です。スピードを優先したいならSquare、ある程度まとまった入金で問題ない場合はAirペイを選ぶと良いでしょう。
審査期間と導入スピード
SquareとAirペイの審査期間・導入スピードは、以下の通りです。
| Square | Airペイ | |
|---|---|---|
| 導入スピード | 最短当日 | 約1週間〜10日ほど |
導入スピードを重視するなら、Squareがおすすめです。申し込みから審査、利用開始まで全てオンラインで完結し、最短で当日中に使い始めることもできます。スマホやタブレットがあれば、専用端末がなくてもすぐに決済を始められるのもメリットです。
一方、Airペイは申し込み後に必要書類の提出があり、利用開始までは通常1週間〜10日ほどかかります。





スピーディーに導入したい場合は、Squareの方が適しているでしょう。
サポート体制の違い
SquareとAirペイのサポート体制の違いは、以下の通りです。
| Square | Airペイ | |
|---|---|---|
| 電話 | 10:00〜18:00 ※年末年始・臨時休業日除く |
10:00〜19:00 ※年末年始を除く |
| チャット | チャットボットが24時間対応 | 9:30 〜 20:00 |
| メール | 24時間 | 24時間 |
Squareは、電話・メール・チャットボットによるサポートを提供しています。電話は10時〜18時まで対応。チャットはAIによる自動応答のため、内容によっては電話やメールでの問い合わせが必要になります。
一方、Airペイは電話・メールに加えて、平日9時30分〜20時まで有人チャットに対応。電話サポートも毎日19時までとSquareよりも対応時間が長いのが魅力です。





より手厚いサポートを求めるなら、Airペイの方が安心して利用できるでしょう。
Squareのメリットとデメリット
Squareには多くのメリットがありますが、注意すべき点もあります。導入を検討する際は両面を確認しておきましょう。
Squareのメリット
Squareには、以下のようなメリットがあります。
- 端末価格がリーズナブルで初期費用を抑えられる
- 月額料金がかからずランニングコストが安い
- 三井住友銀行・みずほ銀行の利用で最短翌営業日入金
- 導入手続きがオンライン完結で、最短当日から使える
Squareは、初期費用や月額料金を抑えて導入できるのが魅力です。端末は4,980円(税込)から購入でき、基本的に月額料金はかかりません。
三井住友銀行やみずほ銀行を指定口座にすれば、売上が最短で翌営業日に振り込まれるため、資金繰りを重視する事業者にとっても安心です。
また、申し込みから審査、利用開始までの流れが全てオンラインで完結します。





導入を急いでいる方はSquareがおすすめです。
Squareのデメリット
Squareには多くのメリットがありますが、以下のような注意点もあります。
- 対応ブランド数がAirペイより少ない(WAONやnanacoなど非対応)
- チャットサポートが自動応答のみで、やや物足りない
- オンライン決済や非対面決済の手数料がやや高め
Squareは、対応ブランド数がAirペイよりも少なめです。特に、WAON・nanaco・楽天Edyなどの電子マネーや銀聯(UnionPay)に対応していないため、幅広い決済手段を提供したい店舗や主に中国のインバウンド需要を見込む店舗にはやや不向きかもしれません。
また、チャットサポートは自動応答のみで、オペレーターによる対応はありません。複雑な内容や詳細な確認が必要な場合は、電話やメールでの問い合わせが必要になります。
手数料に関しては、オンライン決済や非対面決済の手数料は3.6%〜3.75%とやや高めです。これらの決済を多く扱う業態では、コスト面に注意が必要です。
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Squareのメリットとデメリットの詳細については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。
Airペイのメリットとデメリット
Airペイにも多くのメリットがありますが、注意すべき点もあります。導入を検討する際は両面を確認しておきましょう。
▼Airペイのメリット
- iPad・iPhoneと専用カードリーダーで始められる
- 業界最安水準の手数料
- 多様な決済手段に対応
- Airレジとの連携
▼Airペイのデメリット
- Android端末では利用できない
- 入金回数に制限がある
- 現金管理には非対応
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Airペイのメリットとデメリットの詳細については、こちらの記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。
Squareはこんな事業者におすすめ


出典元:Square公式HP
ここまでの内容をふまえて、Squareはどんな事業者に向いているのかをまとめました。
- できるだけ早くキャッシュレス決済を導入したい方
- 少しでも決済手数料を抑えたい方
- 入金のスピードを重視したい方
Squareは、導入までのスピードが魅力のキャッシュレス決済サービスです。申し込みから最短当日で使い始められるため、急なイベント出店などにも対応できます。
また、年商3,000万円未満の事業者であれば、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済が一律2.5%で利用でき、手数料の面でもメリットがあります。





入金サイクルも早いため、資金繰りを重視する方にもおすすめ。これらを重視する方は、ぜひ導入を検討してみてください。
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Airペイがおすすめなのはこんな方


出典元:Airペイ公式HP
Airペイに関しても、ここまでの内容をふまえて、どんな事業者に向いているのかを整理しました。
- 対応ブランドの多さを重視する方
- 端末費用をかけずに導入したい方
- インバウンド需要を意識した店舗や観光地の事業者
Airペイは、他のサービスと比べても対応ブランドが豊富です。海外のキャッシュレス決済にも幅広く対応しているため、訪日観光客が多いエリアや多様な決済ニーズに応えたい事業者に適しています。





また、現在実施中の「0円スタートキャンペーン」を利用すれば、通常2万円ほどかかる専用端末の導入費用を抑えることも可能。コストを抑えつつ、多様な決済手段を導入したい方におすすめです。
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SquareとAirペイは併用・連携は可能?
SquareとAirペイは、基本的に直接の連携には対応していません。ただし、「Airレジ」と「Squareの決済端末」であれば、組み合わせて使うことが可能です。
連携方法は、AirレジアプリのAirマーケットから連携申請を出し、スクエアで連携を許可する流れになります。
また、Airペイを主に使いつつ、Squareを予備の決済手段として併用する運用も可能です。その場合は端末費用が別にかかるほか、入金サイクルや売上管理もそれぞれ対応する必要があります。
SquareとAirペイの比較で知っておきたいポイント
最後に、SquareとAirペイを選ぶ前に押さえておきたいポイントを解説します。
- SquareとAirペイはどちらが人気?
- どちらが手数料的にお得?
- 将来的に乗り換えは可能?
SquareとAirペイはどちらが人気?
Squareは世界で約400万の事業者が利用するグローバルサービスで、日本でも個人事業主や小規模店舗を中心に支持されています。
一方、Airペイはリクルートが提供する国内特化型サービスで、コストを抑えて導入できることから、小規模店舗や個人事業主を中心に人気が高いです。





どちらのサービスも多くの導入実績があり、それぞれに異なる強みがあります。
どちらが手数料的にお得?
クレジットカード決済の手数料は、SquareもAirペイも条件を満たせば2.5%前後とほぼ同じです。





ただし、電子マネーやQRコード決済に関しては、Airペイは2.95%とやや高め。利用される決済手段の割合によっては、Squareの方がコストを抑えられるケースもあります。
将来的に乗り換えは可能?
SquareとAirペイは、どちらも契約期間の縛りがないため、いつでも乗り換えが可能です。
例えば、まずはSquareで始めて、後からAirペイに変更するといった運用もできます。





ただし、売上データの引き継ぎはできないため、移行のタイミングや事前の準備には注意が必要です。
まとめ
SquareとAirペイは、それぞれ異なる強みを持つ人気のキャッシュレス決済サービスです。
Squareはこんな事業者におすすめです。
- できるだけ早くキャッシュレス決済を導入したい方
- 少しでも決済手数料を抑えたい方
- 入金のスピードを重視したい方
Airペイはこんな事業者におすすめです。
- 対応ブランドの多さを重視する方
- 端末費用をかけずに導入したい方
- インバウンド需要を意識した店舗や観光地の事業者
手数料の面では、年商3,000万円未満の事業者であればSquareの方が有利な場合もあります。どちらも月額固定費がかからず、初期コストを抑えて導入できるのが魅力です。
導入目的や業種、来店客の傾向などをふまえ、自分に合ったキャッシュレス決済を検討してみてください。記事内では双方を比較した表も掲載しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

